大和重工株式会社

「いつものもしもCARAVAN新潟 in ぼうさいこくたい」出展レポート

移動かまどとともに、原点の地・新潟へ

2025年9月6日(土)・7日(日)の2日間、新潟市で開催された防災イベント「いつものもしもCARAVAN新潟 in ぼうさいこくたい」に出展しました。

本イベントは、株式会社良品計画様を中心に、官民・地域・教育機関が連携して企画されたもので、「災害時に備える日常」をテーマに、さまざまな防災コンテンツや製品展示が行われました。

新潟とのつながり

私たちの被災地支援の原点は、2004年の新潟中越地震にあります。2001年に開発した「移動かまど」を初めて被災地に届け、炊き出し支援を行ったのが新潟でした。今回の出展は、私たちにとっても特別な想いがある地での参加となり、当時の記憶とともに、改めて「防災の意味」を考える機会となりました。

〈2004年:新潟中越地震の記事〉

イベント当日は、移動かまどを使って5㎏のお米を炊飯する「湯炊法」の実演を行い、炊き上がったご飯の試食も実施しました。来場者の方々からは「大きな釜で炊いたとは思えないほどふっくらしている」との声をいただき、炊飯方法への関心の高さを感じました。何度も研究を重ねてたどり着いた火加減と水加減。そのノウハウを、原点の地・新潟で直接お伝えできたことは、私たちにとっても感慨深い体験となりました。

移動かまどの現在とこれから

移動かまどは、災害時の炊き出しを支える道具であると同時に、日常の延長線上で「備える力」を育む存在です。現在は専用サイトを通じて、災害に備える力や炊き出しの知識の普及に力を入れています。

移動かまどサイトはこちらから

今後も、移動かまどの活用方法や炊き出しの知恵、地域との取り組みなど、さまざまな情報を発信してまいります。「心に寄り添う一杯」が、非常時にも日常にも安心を届けられるように、私たちはこれからも移動かまどを通じて人と暮らしに寄り添う防災のかたちを提案してまいります。

Daiwa防災プロジェクト