羽釜の保温性が引き立てる、まろやかな味

羽釜の保温性が引き立てる、まろやかな味

(福岡県福岡市東区)

見た目は昔ながらの博多ラーメン。しかし、そのスープは果てしない努力の上に成り立っている。

見た目は昔ながらの博多ラーメン。しかし、そのスープは果てしない努力の上に成り立っている。

 「名島亭」は、福岡市東区にあり、平日の昼時でも行列が絶えない福岡県を代表する人気ラーメン店の1つである。創業者の城戸氏は元々、長浜ラーメンの店で修行されている。

 長浜ラーメンと言えば、漁師町の屋台発祥で、あっさり辛口(豚骨の味は軽めで塩がきいている)のキレ重視であるが、現在の名島亭のラーメンは、スープが濃厚(豚骨の味が深い)な久留米ラーメンである。ここには、常に試行錯誤を繰り返し今もなお進化を続けている城戸氏の思いが表れている。

 さらに、名島亭のラーメンは、濃厚ではありながら柔らかい印象があり、老若男女が食べられる味に仕上がっている。その裏には、仕込みに15時間、その後12時間スープを寝かせるという見えない苦労が隠されており、城戸氏は「スープを寝かせることで味がまろやかになる」とこの作業を特に大切にされている。ここで当社の羽釜が一役買っているとのこと。

 寝かせる際には消火するものの、鉄製の羽釜は保温性に優れているため、スープが温かく保持される。保温され続けることにより「トゲ」のある味が「まろやか」になるそうだ。また羽釜の内部では理想的な対流が起こり、スープが焦げにくくなることも助かっているとおっしゃっていた。

 名島亭では厨房の「見せ方」も工夫されている。
 お客様の座るカウンターは、厨房との距離が近く、調理のようすがよく見える。当社の羽釜でグツグツとスープが煮込まれる光景は迫力があり目でも楽しめる演出の効果を担っている。

 城戸氏は「お客様に対してフレンドリーに接し、美味しいと思って頂けるようなラーメン作りを心がけています。そうすることでお客様が集まれるコミュニケーションの場となれれば良いと思っています。今後は、創業50周年を目指し頑張っていきます!」と名島亭に懸ける熱い思いを語ってくださった。

平日の昼時でも行列の絶えない福岡を代表する人気店。

平日の昼時でも行列の絶えない福岡を代表する人気店。

羽釜を紹介してくれている創業者の城戸氏。

羽釜を紹介してくれている創業者の城戸氏。名島亭のまろやかなスープは、保温性の高い鉄釜で12時間保温されることで実現されている。

壁には多くのお客様のメッセージが書かれている。

壁には多くのお客様のメッセージが書かれている。城戸氏はオーケストラと登山が大好きとのことで、ウィーンニューイヤーコンサートの写真も。

取材協力:名島亭本店(福岡市東区名島2丁目41-7)https://www.najimatei.com/

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